症例集積結果<広報部 sano/okumoto>


症例検索システム上での各科領域における記載

懇話会Hp委員会 佐野善樹/奥本憲司
(2002年第40回日本臨床鍼灸懇話会全国集会大阪大会より)


整形外科 395 眼  科  4
内  科  46 歯  科  3
婦人科・産科  28 精神科  7
耳 鼻 科  16 臨床解剖 37
皮 膚 科  13

※臨床解剖:経穴の局所解剖・筋硬結分類など


@整形外科領域における部位別の症例数及び理論(診断学・治療学)の記載

部 位 症例数 理 論 合 計
頭 部  22   5  27
顔面部  33  10  43
頸肩腕  79  30 109
肩関節  17   8  25
胸背部  11   5  16
腰下肢 118  25 143
膝関節  24   8  32
合 計 304  91 395



A頭痛の症例について

筋収縮性頭痛 血管性頭痛  2
ウィルス性髄膜炎 慢性髄液漏出  1
眼球麻痺型偏頭痛 その他 12



B顔面部の症例について

顎関節炎 多発性脳神経炎
三叉神経痛(末梢性) 顔面神経麻痺
顔面ケイレン 眼筋マヒ型



C頸肩腕部の症例について

肩こり  9 解離性運動マヒ  1
頸椎症性神経根症 15 脳性小児マヒ  2
脊髄症  3 バージャー病  4
後縦靱帯骨化症  1 パーンコースト腫瘍  1
頸椎捻挫  4 更年期障害  7 
肩甲上神経障害  5 高血圧  1
上腕骨外側上顆炎  3 その他 21
手根管症候群  3



D肩関節部の症例について

五十肩 肩板炎
石灰沈着性肩板炎 上腕二頭筋長頭腱炎
習慣性亜脱臼 その他



E胸背部の症例について

狭心症 その他
虚血性心疾患

※その他のうち4例は内科疾患の関与のあったもの


F腰下肢の症例について

椎間板ヘルニア 11 間歇性跛行  9
腰部神経根症 10 すべり症  2
急性腰痛  7 バージャー病  4
慢性腰痛  3 腎下垂  4
椎間関節性腰痛  3 副腎嚢腫  2
股関節疾患  6 糖尿病  1
仙腸関節障害  1 その他 32

※間歇性跛行のうち分け:外側型狭窄症 1例 閉塞性動脈疾患 2例 
            馬尾神経性  1例     その他 4例



G膝関節部の症例について

変形性膝関節症 タナ障害
半月板損傷 膝蓋骨軟化症
心不全 その他



H各の整形外科疾患における内科疾患の関与について

 5% 胸背部 90%
顔面  0% 腰下肢 20%
頸肩腕 11%  5%
肩関節  0%

※この結果が私たち鍼灸師の日常臨床を正確に反映しているとは言えませんが、今後懇話会が着手しようとしている内科疾患における鍼灸適応、不適応の鑑別を可能にする共通カルテの必要性を示唆しているということは言えるのではないでしょうか。


I内科領域の症例について

喘息 慢性胃炎  2
糖尿病 膵炎  2
狭心症 高血圧  2
過敏性腸症候群 胃十二指腸潰瘍  1
その他 18



J婦人科・産科領域の症例について

生理痛 更年期障害  6
乳癌 子宮筋腫  1
逆子 その他 10



K耳鼻科領域の症例について

鼻炎 耳鳴り
突発性難聴 蓄膿症
メニエール病



L皮膚科領域の症例について

強皮症 ヘルペス
アトピー性皮膚炎 乾癬
魚の目



M精神科領域の症例について

うつ病 不安神経症



N眼科領域の症例について

緑内障 白内障



O歯科領域の症例について

歯槽膿漏 歯痛



P経穴などの局所解剖について

あ門・天柱穴 心経
下関・天容穴 小腸経
気舎・欠盆穴 心包経
帯脈穴 肺経
筋硬結分類 胃経(下肢)
八りょう穴 大腸経
三焦経


 
現在公開中のホームページは同委員会の佐野・奥本二人で制作いたしました。人手不足のため1年あまりかかってしましましたが、会員の先生方で、IT関係にお詳しい方でご助力いただければうれしく存じます。また、同ページに対しましての会員の先生方からのアドバイス等、お待ちしております。
今回の報告は、部位別、病態の分類、その内科疾患の関与についてなどでありましたが、今後は例えば筋筋膜性腰痛と椎間関節性腰痛の鍼の刺入の深さについての集積ですとか、このような形式で報告を行って参りたいと思います。